2016年12月7日水曜日

負けた悔しさは震えるほどだけど(1)

みなさまこんにちは。第1回ヒストリアカップで謎の強運を発揮して準優勝してしまった際,身代わりフーディンを積極的に選出しましたが,当時はフーディンを相手にすることが少なかったため,あまり問題視していませんでした。しかし,第1.5回でお相手頂いた方々の分身身代わりフーディンを全く突破できず,何か抜本的な対策を取らないとまずいなあと思い,ヤドランを軸にしたパーティを組んでみました。結果は2勝5敗と振るいませんでしたが…
今回のパーティですが,

50マルマイン(おマル):電磁波/影分身/10万ボルト/大爆発
50ルージュラ(まさこ):吹雪/悪魔のキッス/サイコキネシス/のしかかり
50サイドン(ごんすけ):地震/岩雪崩/吹雪/のしかかり
50ヤドラン(オスカル):身代わり/度忘れ/眠る/バブル光線
55ケンタロス(ぎゅうた):のしかかり/破壊光線/吹雪/影分身
55フーディン:身代わり/自己再生/サイコキネシス/電磁波

よく見ると上から5体ニックネームを変えられないので,いっそのこと借り物競争よろしく6体ともトレーナーが親になるようなパーティにしようかと思いましたが,候補が思いつかずやめました。トレーナーさんから何か1体借りれば良かったかな
以前からスターミーのハイドロポンプといいフーディンの物真似といい,テンプレ構成と毎回違う技がなにかしら入っていることの多い当方のパーティですが,今回も謎めいた技が多いと思うので以下採用理由をば。

ヤドラン:今回誰とも被らなかったので何を以てテンプレと呼ぶか分かりませんが,ひとまず技決定の経緯から。
とりあえず,水/エスパーという複合タイプにはスターミーがいて,素早さでも回復技でも大いに差をつけられております。というわけで度忘れの採用は確定。
次に,氷タイプを持たない水タイプには,もはや氷弱点と言っていいレベルで吹雪が飛んでくるので,身代わりと電磁波を持たせて対抗しようと考えました。この時点で攻撃技は1つしか持たせられません。
しかし,いざ自分同士で対戦してみると,フーディンにサイキネ急所を引かれるとあっさり突破されてしまうことに気づきました。そこで,麻痺を他のポケモンに任せて電磁波を抜き,眠るを入れることにしました。
最後に攻撃技ですが,使用回数と仮想敵を考えると水技が良いと思いました。しかし,度忘れ3回積んでも波乗りでサンダース・フーディンを一撃で倒せないこと,何よりも忘れるの得意そうな顔して波乗りを忘れされることができないことを理由に,バブル光線を選択しました。たぶんまともな対戦の場でバブル光線を見たのは初めて,という方も多いのではないでしょうか。

マルマイン・ケンタロス:ほとんど変わり映えのしない標準的な構成なので,説明は省略します。ちなみにこのおマルは初代オフで唯一の皆勤賞です。

ルージュラ:とにかく相手に麻痺を入れようとのしかかりを入れましたが,正直致命的なミスだった気がします。普通に影分身で良いし,影分身ないとラプラスの相手すら出来ませんね…。
のしかかりの技マシンはサントアンヌ号で拾えるので,ポイントアップ回収時に寄り道して拾うことも。とはいえふねのチケット取りに行くの結構面倒なので,正直眠るを回収するついでに取った感はあります。

サイドン:一度も麻痺は引けませんでしたが,交代読みでのしかかりするのは悪い選択ではない気がしました。とはいえ,ヤドランをわざわざ入れたからのしかかりにしたようなもので,上位入賞の皆様の試合模様を見る限り,やっぱり影分身で良い気がします。

フーディン:55フリーザー→55ラプラス→55スターミー→55フーディンと何回も入れ替わったこの枠。
いったん55ラプラスで落ち着くはずが,麻痺撒き役の致命的な不足により,急きょ54フーディンに電磁波を搭載して登板。麻痺撒き役のはずが,そのまま身代わりを連打する強引な戦術を見せる。
しかしこのフーディン,個体値15-3-13-15-15で努力値ほぼMAXなのでむしろレベル54向けなんですよね…いくら厳選が楽なフーディンとはいえ,また厳選して54フーディン作るの正直しんどいですが,それでも今日もタマムシシティのゲームコーナーに向かう私。

以上メンバー紹介でした。今回も対戦回数が盛りだくさんなので,対戦の感想は次回以降にします。

今回は成績が振るいませんでしたが,ズボンで汗拭き握手しましょう。熱きライバルの皆様とまた対戦できるよう,厳選を継続しつつ,アローラ地方で対戦できる環境づくりを頑張ってまいります。

2016年8月14日日曜日

あの激闘を振り返って(4)

さて,この記事も何回に分割するかよく考えないまま4回目を迎えてしまいました。いよいよ決勝トーナメントの3試合について書くことになってしまいました。当方のパーティはご覧の通り
 です。対戦相手の皆様のパーティ紹介は各項目で改めて行います。


準々決勝:VS.カツノリさん

  パワポケ3だか4だかえりきゃんオフ以来の対戦となったカツノリさん。今回こそは勝ちたい,というのはお互い様。カツノリさんのパーティは
 51ケンタロス,51サンダース,51ニドキング,51ラプラス,53スターミー,53フリーザー
と,関東B代表を彷彿とさせる陣営。マルマインが引く局面が無いと判断し初手をマルマイン,ルージュラも引く局面が出てこないだろうという理由でルージュラ,フリーザーが出てくると止められないという理由でラプラスを置きました。
エドワード カツノリさん
50マルマイン,51ラプラス,53ルージュラ 選出ポケモン 51ケンタロス,51サンダース,53スターミー
51サンダース,50ケンタロス,54フーディン 控えポケモン 51ニドキング,51ラプラス,53フリーザー
50マルマイン「10まんボルト」 1ターン目 51ケンタロス「ふぶき」
50マルマイン「でんじは」 2ターン目 51ケンタロス「(しびれて動けない)」
50マルマイン「10まんボルト」 3ターン目 51ケンタロス「はかいこうせん」
50マルマイン「10まんボルト」 4ターン目 51ケンタロス(きぜつ)→51サンダース
50マルマイン「だいばくはつ」→53ルージュラ 5ターン目
53ルージュラ「サイコキネシス」 6ターン目 51サンダース「10まんボルト」→53スターミー
53ルージュラ「あくまのキッス」(はずれ) 7ターン目 53スターミー「でんじは」
53ルージュラ(きぜつ)→51ラプラス 8ターン目 53スターミー「なみのり」(急所)
51ラプラス「うたう」 9ターン目 53スターミー「10まんボルト」
51ラプラス「10まんボルト」 10ターン目 53スターミー(ねむり)
51ラプラス「10まんボルト」(急所) 11ターン目 53スターミー(ねむり)

 3ターン目にケンタロスの破壊光線を受けるも,HPを3残して耐えるおマル。吹雪のダメージが45から54のはずなので,166あるHPのうち112から121のどこかで残っていたことになります。確か残り114だった気がするのですが,破壊光線のダメージが110から130なので,3残ったHPから察するに引いたのはまさかの最低乱数…なんという強運。そりゃルージュラの悪魔のキッスは外れますわ(こじつけ)。
  最後はカードの「コインを投げて「おもて」なら」を彷彿させる歌うが当たり,辛くも勝利をおさめました。


準決勝:VS.とうふさん

 さてさて準決勝の試合を待っていると,どうも準々決勝の一試合(とうふさん vs. 伍段さん)が長引いているらしく,試合開始を待つことになります。向こう側のテーブルでは準決勝まで終わっていて,勝てばルイピカさんとの決勝になるところまで見えていました。ちなみに筆者はこの時点でコダックばりの頭痛に悩まされていましたが,試合を待っている間にだいぶ回復しました(苦笑)。
 さてさて,とうふさんのパーティは,
 51サンダース,51ルージュラ,52ダグトリオ,52ケンタロス,52フリーザー,52ギャロップ
です。筆者は「ギャロップの素早さ種族値いくつだっけ???」と大いに焦りましたが,とりあえず手元の53ルージュラも50ケンタロスも抜かされるところまで把握し,なんとか落ち着きを取り戻します(苦笑)。ポケスタ2のギャンブラーがつのドリルを連発してきたことを思うと,ギャロップに背中を向けないために,全員で素早さを抜かす選出にしようかと思い,今回初となる「50マルマイン・51サンダース・54フーディン」の選出を頭に浮かべます。
 しかし,よくよく考えてみると,サンダースがダグトリオに対して何も出来ません。52フリーザーが出てくることを頭に浮かべつつ, サンダースを抜いてラプラスを入れます。先鋒はまたもやマルマイン。判を押したような選出になってしまいました。

エドワード
とうふさん
50マルマイン,51ラプラス,54フーディン 選出ポケモン 52フリーザー,52ダグトリオ,51ルージュラ
51サンダース,50ケンタロス,53ルージュラ  控えポケモン 52ケンタロス,52ギャロップ,51サンダース
50マルマイン→51ラプラス 1ターン目 52フリーザー→52ダグトリオ
51ラプラス「うたう」(はずれ) 2ターン目 52ダグトリオ「みがわり」
51ラプラス→50マルマイン 3ターン目 52ダグトリオ「じわれ」(無効)
50マルマイン「だいばくはつ」 4ターン目 52ダグトリオ「じしん」
50マルマイン「だいばくはつ」→51ラプラス 5ターン目 52ダグトリオ(きぜつ)→51ルージュラ
51ラプラス「うたう」(はずれ) 6ターン目 51ルージュラ「あくまのキッス」(はずれ)
51ラプラス「」 7ターン目 51ルージュラ「あくまのキッス」
51ラプラス「」 8ターン目 51ルージュラ「ふぶき」
51ラプラス→54フーディン 9ターン目 51ルージュラ「ふぶき」
54フーディン「みがわり」 10ターン目 51ルージュラ「ふぶき」
54フーディン「みがわり」 11ターン目 51ルージュラ「かげぶんしん」
54フーディン「サイコキネシス」(はずれ) 12ターン目 51ルージュラ「かげぶんしん」
54フーディン「サイコキネシス」 13ターン目 51ルージュラ「かげぶんしん」
54フーディン「じこさいせい」 14ターン目 51ルージュラ「ふぶき」
54フーディン「みがわり」 15ターン目 51ルージュラ「ふぶき」
54フーディン「みがわり」 16ターン目 51ルージュラ「かげぶんしん」
54フーディン「サイコキネシス」(はずれ) 17ターン目 51ルージュラ「かげぶんしん」
54フーディン「サイコキネシス」 18ターン目 51ルージュラ「かげぶんしん」
54フーディン「サイコキネシス」(はずれ) 19ターン目 51ルージュラ「ふぶき」(外れ)
54フーディン「サイコキネシス」(急所+特殊ダウン) 20ターン目 51ルージュラ「ふぶき」

 まず,2ターン目に歌うを使ったのはルージュラへの交代読みだったかと思います。何を勘違いしたのか,「ラプラスの吹雪をダグトリオが乱数で耐える」と勘違いしたのも原因でした。歌うはまたもや外れてしまいましたが…。
 こうなると,体力満タンのダグトリオを大爆発で(ほぼ)倒せない,しかし仮に交代際に地割れを喰らっても効かない,そんなマルマインにとってやることは一つ。そう,大爆発で身代わりを壊す。交代際に地震を急所に受けると負けなのですが,フリーザーを抑え込むラプラスをここで失うわけにはいかず,ダグトリオに対してマルマインを後出しします。というわけで交代際の地割れを無効にしつつ,後出しに成功します。
 ダグトリオの地震を急所に受けると失敗なのですが,これも他に手がないので迷わず二回連続で大爆発。一回目の大爆発の後,おマルが画面から消えてしまいましたが,特に無敵状態というわけではなく地震のダメージを受けます。皮一枚でつながったおマル,再びの大爆発で今度こそダグトリオを倒します。
 さて,当方に53まさこが居ないのを見透かされたかのように51まさこが出てきます。案の定ラプラスが眠った以上,もはややることは一つ,フーディンが身代わりでルージュラのPPを削り切る,他に勝ち筋はありません…。
 まず,レベル差最大でもフーディンの身代わりはルージュラの吹雪を耐えません。なので,おかしょーさん戦の項目にも書きましたが1回影分身しないと削り切るのは困難です。ルージュラの技をものまねする隙も生まれず,サイコキネシスで特殊はなかなか下がらず,相変わらず苦戦を強いられましたが,最後の最後に特殊を下げることに成功し,身代わりを残したままフリーザー戦に臨むことができました。いくら眠るラプラスが残っているとはいえ,ものまねされると厳しいので,技が4つ見えるまでフーディンで粘り続けるつもりで臨んだところ,最後の1回までサイコキネシスを使い切った挙句,フリーザーを突破してしまいました。この部分の詳細は手元に記録がないので略しています。

 というわけで,準々決勝・準決勝と謎の強運を発揮し,決勝まで来ることになってしまいました。お相手はルイピカさん。えりきゃんオフで当方の55スターミーが50カメックスの吹雪で凍って負けて以来の再戦となります。


決勝:VS.ルイピカさん

 先に結果を書くと,ほとんど何もできずに負けております(苦笑)。ルイピカさんのパーティは

50マルマイン,50ルージュラ,50ケンタロス,55カビゴン,55サンダース,55ラプラス

です。ルイピカさんの代名詞,カメックスが居ませんが,普段見かけないタイプのレベル55のポケモンと向き合い,正直なところ困ってしまいます。筆者のパーティはレベル配分をほぼすべて素早さ調整のためだけに使っていますが,その素早さ調整が全く刺さっていません。さらに,フーディンの身代わりの使いどころが全くと言っていいほど無く,スターミーも不在なのでフーディンの出番がなくなってしまいます。何をしてくるか分からないカビゴンが特に厄介と思い,先制して眠らせるためにルージュラを入れるところまで確定。あとはあまり考えずに先発サンダース,控えラプラスとしています。しかし今思えば,ルイピカさんの手持ちに地面タイプが不在なので,電気二体入れても良かったかもしれません。

エドワード
ルイピカさん
51サンダース,51ラプラス,53ルージュラ 選出ポケモン 50ケンタロス,(50ルージュラ,)55サンダース
50マルマイン,50ケンタロス,54フーディン 控えポケモン 50マルマイン,55ラプラス,55カビゴン

 試合の詳しい結果は…下記の動画をご覧ください。 

(長い動画なので,PC等からの閲覧を推奨します)

 眠るタイミングを間違えたり,二回影分身したサンダースになかなか技が当たらなかったり,後で見返すとお恥ずかしい内容になってしまっています。もう少しそれらしい試合内容になっていれば,大会そのものの宣伝にもなったのに,勿体ないことをしたなあ…と思います。
 銀メダルを取ると決勝の負けが大写しになってしまうので,見栄え上あまり美しくないとはいえ,一回でも画面に出ることが出来てよかったです。


自身のパーティと立ち回りを振り返って

 パーティはそもそも筆者自身が当日の朝「これ本当にパーティなの?」と不安になるレベルで着地点が無かったのですが,レベルの振り分けを素早さ調整だけのために使うコンセプトはそれなりに機能したと思います。ルージュラのレベルを下げてまで作った「53ルージュラ・51サンダース・51ラプラス」の組み合わせがイマイチ機能しなかったのは心残りですが,53ルージュラが見せ合いで与えた影響は思った以上に大きかったようで,それなりに成果があったものと認識しています。えりきゃんオフで大暴れした55スターミーに対して敷いた「50マルマイン・51サンダース・54フーディン」の調整は,相手方の55スターミーに相当嫌がられたらしいのですが,55ケンタロスが53ルージュラ対策を兼ねて毎回のように出てきてしまう,という反省点が残ってしまいました。この影響で,「50マルマイン・51ラプラス・54フーディン」という選出が多くなり,逆に相手方のルージュラに付け入られやすいという結果になってしまうという…。
 技に関しては,まともに使用できなかったものが非常に多く,事実上技3つで戦っていたことになり,これも反省点の一つです。マルマインのどくどく,サンダースのどくどく,フーディンのものまね,ケンタロスのつのドリルと地震,ルージュラのカウンター,ラプラスの眠るは,無くても勝敗がほとんど変わっていなかったということになります。しかしこれを抜いて入れたい技が,マルマインは嫌な音,サンダースが身代わりなのはともかく,残り4体がことごとく影分身なのはおかしい…。
 選出では,パルシェンやジュゴンを見せ合いで見かけなかった影響なのか,51ラプラスが全11試合に出場するなど,選出が偏りすぎてしまいました。フーディンやルージュラが先鋒にイマイチ向いていないという先入観から,先鋒の選択肢が狭まり,結果的に選出を読まれてしまうことが多かった印象です。53ルージュラ先鋒を試したかったところですが,55ケンタロスだらけでそうもいきませんでした。
 立ち回りに関しては,交代読みの歌うがさんざん外れてしまったとはいえ,交代読み自体はそれなりに有効に使えたと思います。とはいえ,影分身全盛期のこの環境下で,交代読みをする回数が少ない以上,常に影分身を使われる可能性があることを頭に置いた技構成・選択を心がけることによって,次につなげたいと思います。

 最後に,今回直接対戦いただいた皆様,主催・企画をいただいたゴールド様はもちろんのこと,今回参加いただいた皆様全員へ感謝の気持ちを表し,結びと代えさせていただきます。ありがとうございました!!

追伸:歴戦の勇者たちへの感謝を込めて
 今回共に戦ってくれたポケモンたちへ。まずは本当におつかれさま。無茶な使い方をしたのに,嫌な顔をすることなくついてきてくれた。そのおかげで勝てた試合がいくつもある。一試合でも落としていたら,ここまで来ることは出来なかった。本当にありがとう。
 グレン島でお爺さんと交換したマルマイン。タマムシマンションで出会ったサンダース。ロケット団に乱獲され,景品として並んでいたケーシィ。サイクリングロードの展望台でお兄さん(?)と交換したケンタロス。ハナダシティでお爺さんと交換したルージュラ。ロケット団に実験目的で飼われていたラプラス。いったい何回飼い主を変えられたのだろう,そんなポケモンたちばかりだけど,トレーナーが他でもないぼくでよかった,と思ってもらえているかなあ…
 

2016年8月13日土曜日

あの激闘を振り返って(3)

 
みなさまこんにちは。ひとまず予選後半の4試合について書くことにします。


5戦目:VS.がちゃさん
 見せ合いの際にナッシーを見てルージュラとラプラスの投入を即断。マルマインとサンダースは大差がないと判断し,レベルを使い切る組み合わせであるサンダースを投入。なんとなくルージュラは先手で来ないだろうと漫然と考えつつラプラスを先発させるも。

エドワード がちゃさん
51ラプラス,51サンダース,53ルージュラ 選出ポケモン 50ナッシー,50ルージュラ,55ケンタロス
50マルマイン,50ケンタロス,54フーディン 控えポケモン 50マルマイン,50ラプラス,55スターミー
51ラプラス「ふぶき」 1ターン目 50ナッシー→50ルージュラ
51ラプラス「うたう」 2ターン目 50ルージュラ「ふぶき」
51ラプラス→51サンダース 3ターン目 50ルージュラ→50ナッシー
51サンダース「どくどく」 4ターン目 50ナッシー「サイコキネシス」
51サンダース「かげぶんしん」 5ターン目 50ナッシー「しびれごな」

10ターン目 50ナッシー(毒できぜつ)→55ケンタロス
51サンダース(きぜつ)→53ルージュラ 11ターン目 55ケンタロス「じしん」
53ルージュラ(きぜつ)→51ラプラス 12ターン目 55ケンタロス「はかいこうせん」(急所)
51ラプラス「ふぶき」(急所) 13ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
51ラプラス「ふぶき」 14ターン目 55ケンタロス「はかいこうせん」→50ルージュラ
51ラプラス「ねむる」 15ターン目 50ルージュラ(ねむり)
51ラプラス「(もうダメだ…)」 16ターン目 50ルージュラ「めをさました!」

 勝負がつくまで書くと長くなるので書いてませんが,負けてます。13ターン目あたりの記憶があいまいなので,この辺は間違っているかもしれません。
 とりあえず最初の2ターンの読み合いに時間がかかり,「これは負けたかもしれない」と思ったのが印象に残ります。最後にラプラスが自分から眠った理由はよく覚えてませんが,体力が残り少なくサイコキネシスを1発耐えられず,どっちにしろルージュラが早く目を覚ましたら負けだから,とかそんな理由だった気がします。が,今考えると10まんボルト(急所に当たらなければ4~5発)を連発して賭けに出た方がよかった気がします。


6戦目:VS.なみのりピカチュウさん
 この対戦も明確な記録が残っておらず,すみません…フーディンがナッシーに対して身代わりを貼り,ナッシーの怪力を耐えたのですが,なぜ眠り粉を受けなかったのか,記憶を整理しても出てこなかったので,表形式での整理を断念しています。
 しかし相変わらず当方のパーティは55ケンタロスに対して弱点丸出し状態ですね。50マルマインを出さなかったのは,ナッシーとゲンガーが突破できないと判断したためだったかと思います。

エドワード
なみのりピカチュウさん
50ケンタロス,51ラプラス,54フーディン 選出ポケモン 50サンダース,50ナッシー,55ケンタロス
50マルマイン,51サンダース,53ルージュラ 控えポケモン 50マルマイン,50ラプラス,50ゲンガー



7戦目:VS.おかしょーさん
 ここまで5勝1敗と,次に勝てればトーナメント進出というところで対戦。主催・ゴールドさんのポケモンとのコラボとあって, この時点で不利を覚悟しました。そして,またもや垣間見える55ケンタロス…

エドワード
おかしょーさん(ゴールドさん)
50ケンタロス,51ラプラス,54フーディン 選出ポケモン 50マルマイン,50ルージュラ,55ケンタロス
50マルマイン,51サンダース,53ルージュラ 控えポケモン 50サイドン,50ラプラス,55スターミー
50ケンタロス「のしかかり」 1ターン目 50マルマイン「でんじは」

2ターン目 50マルマイン「だいばくはつ」→55ケンタロス
50ケンタロス(きぜつ)→51ラプラス 3ターン目 55ケンタロス「はかいこうせん」
51ラプラス「うたう」(はずれ) 4ターン目 55ケンタロス→50ルージュラ
51ラプラス「」 5ターン目 50ルージュラ「あくまのキッス」
51ラプラス→54フーディン 6ターン目 50ルージュラ「サイコキネシス」(特殊ダウン)
54フーディン「みがわり」 7ターン目 50ルージュラ「ふぶき」
54フーディン「みがわり」 8ターン目 50ルージュラ「ふぶき」
54フーディン「じこさいせい」 9ターン目 50ルージュラ「ふぶき」
54フーディン「じこさいせい」 10ターン目 50ルージュラ「ふぶき」(はずれ)
54フーディン→51ラプラス 11ターン目 50ルージュラ「ふぶき」
51ラプラス「」 12ターン目 50ルージュラ「サイコキネシス」
51ラプラス→54フーディン 13ターン目 50ルージュラ「サイコキネシス」
54フーディン「みがわり」 14ターン目 50ルージュラ「ふぶき」
54フーディン「みがわり」 15ターン目 50ルージュラ「ふぶき」
54フーディン「じこさいせい」 16ターン目 50ルージュラ→55ケンタロス
54フーディン「サイコキネシス」 17ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
54フーディン「サイコキネシス」(特殊ダウン)→51ラプラス 18ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
51ラプラス「」 19ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
(試合終了) 20ターン目 55ケンタロス「のしかかり」

 よく見るとルージュラの吹雪は7回しか利用されていないので,吹雪のPPはまだ残ってましたね…ルージュラの特殊が1段階下がっていれば身代わりで無理矢理かわすことが可能になるところ,逆にフーディンの特殊が1段階下がってしまったのが痛かったです。
 フーディンはルージュラと対面した場合,他のポケモンが眠った状態なら,先制して影分身を1回積み,2回目以降を身代わり連打→外れたら自己再生とすることによって,最初の1回の吹雪で凍らなければ吹雪のPPを枯渇させることが可能なので,ものまねの枠は影分身がいいんじゃないかと思い始めたところです。

 8戦目は5勝2敗で迎え,負けたら2位は取れないだろうと思いつつ,早めに試合を始めるとそこは…


8戦目:VS.みーささん
 この対戦も明確な記録が残っておらず…ではなく,長すぎて残せなかったのです。相手の55エース2体を見てフーディンでは対処できないと判断し,ルージュラを選択。55ケンタロスが居ないという理由でサンダースを心置きなく投入すると,待っていたのは…

エドワード
みーささん
51サンダース,51ラプラス,53ルージュラ 選出ポケモン 50マルマイン,50サンダース,55カイリュー
50マルマイン,50ケンタロス,54フーディン 控えポケモン 55フリーザー,50ルージュラ,50ゲンガー

 何百ターンかかったかよく覚えていないので,表形式での整理はしません。サンダース同士が向かい合ってからが運の尽き,お互い繰り返される影分身。おまけに,みーささんのサンダースはすなかけを所持していたため,この時点で負けを覚悟しました。
 途中,「電磁波巻き付くカイリューとルージュラが対面し,カイリューの破壊光線が外れ,ルージュラが吹雪を当てる」「マルマインの大爆発をサンダースが耐え,再び千日手モードに突入する」までは覚えてるのですが,相手カイリューを倒した後になぜラプラスを捨てたのかいまだに思い出せません。わるあがきモードに突入する時点でとりあえず取っておく手もあった気がします。
 というわけで,「51サンダース(影分身6回+すなかけ3回(たぶん)被弾)」VS「50サンダース(影分身6回)」によるわるあがき合戦に突入。この時点で負けたと思ったのですが,なぜか当方のサンダースがわるあがきを5回も命中させ(被弾は4回)勝ってしまいました。いったい何が起こったのか…
 とりあえず,当方のサンダースの攻撃個体値15が思わぬところで役に立ちました,が,サンダースがすなかけを先に6回受けていたらやっぱり負けた気がします。また,時間が比較的余っていたことにも救われた気がします。時間が押していたら引き分け扱いとなり,これも2位以内が絶望的だったと考えられるためです。


 というわけで,予選では謎めいた豪運を発揮しつつ,6勝2敗でおかしょーさんと同率の2位となり,なんとか決勝トーナメントへと駒を進めました。続きは次回ということで,TO BE CONTINUED.

2016年8月4日木曜日

あの激闘を振り返って(2)

今回からは一戦一戦に焦点を当てて書こうと思います。が,その前に,対戦いただいたみなさまのポケモンのレベル配分をひとまず書いてみようと思います。確か一番左に書いたポケモンが先発のはず…。トレーナー名は明記しておりませんが,分かる方には分かるという…

  選出ポケモン 控えポケモン
1戦目 50サンダース,50ゴローニャ,55ケンタロス 50ラプラス,50ナッシー,55スターミー
2戦目 55ケンタロス, 50ゲンガー,50サイドン 50サンダース,50ラプラス,55スターミー
3戦目 52ケンタロス,51サンダース,52ダグトリオ 52フーディン,52ラプラス,52ルージュラ
4戦目 55ケンタロス,50マルマイン,50ラプラス 50ナッシー,50フリーザー,55スターミー
5戦目 50ナッシー,50ルージュラ,55ケンタロス 50マルマイン,50ラプラス,55スターミー
6戦目 50サンダース,50ナッシー,55ケンタロス 50スターミー,50ゲンガー,50ラプラス
7戦目 50マルマイン,50ルージュラ,55ケンタロス 50サイドン,50ラプラス,55スターミー
8戦目 50マルマイン,50サンダース,55カイリュー 50ゲンガー,50ルージュラ,55フリーザー
準々決勝 51ケンタロス,51サンダース,53スターミー 51ニドキング,51ラプラス,53フリーザー
準決勝 52フリーザー,52ダグトリオ,51ルージュラ 52ケンタロス,52ギャロップ,51サンダース
決勝 50ケンタロス,55サンダース,(50ルージュラ) 50マルマイン,55カビゴン,55ラプラス

 相変わらずいっぱいいる55スターミーが1回も選出されないあたり,作戦上予定通りなはずなのですが,その分ケンタロスが毎回のように選出されてしまい,挙句ルージュラの選出を抑えることは(あまり)出来ていないので,かえって不利な展開に陥りやすく,毎回のように苦戦を強いられる当方のポケモンたちでした…。

 一戦一戦の熱い記憶はここから順次展開していきますので,気長にお待ちください(苦笑)。


1戦目:VS.Odenさん
 1000km遠方から強力なケンタロスを率いてご登場のOdenさんといきなり対戦。

エドワード Odenさん
50ケンタロス,51ラプラス,54フーディン 選出ポケモン 50サンダース,50ゴローニャ,55ケンタロス
50マルマイン,51サンダース,53ルージュラ 控えポケモン 50ラプラス,50ナッシー,55スターミー
50ケンタロス「のしかかり」 1ターン目 50サンダース「10まんボルト」
50ケンタロス「ふぶき」(急所) 2ターン目 50サンダース→50ゴローニャ(きぜつ)→55ケンタロス
50ケンタロス(きぜつ)→51ラプラス 3ターン目 55ケンタロス「はかいこうせん」
51ラプラス「ふぶき」 4ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
51ラプラス「ふぶき」 5ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
51ラプラス(きぜつ)→54フーディン 6ターン目 55ケンタロス「はかいこうせん」
54フーディン「サイコキネシス」 7ターン目 55ケンタロス(きぜつ)→50サンダース
54フーディン「サイコキネシス」 8ターン目 50サンダース「(筆者記入漏れ)」
54フーディン「サイコキネシス」 9ターン目 (試合終了)


 まず,2ターン目の吹雪は「破壊光線を所持していないため」「ナッシーあたりに交代する気がしたため」という割と適当な理由で選択しています。でも交代読みなら普段はのしかかりだし,サンダースを倒す気なら地震を選択するはずだし,怪我の功名と言わざるを得ません。
 ラプラスとケンタロスが張り合ってケンタロスが最終的に勝つまで,急所と追加効果が一度も発動していません。55ケンタロスに打ち負けてしまう51ラプラスですが,やはりOdenさんの55ケンタロスは非常に硬かったです。育成での妥協の無さを感じました。
 最後はフーディンとサンダースが向き合う形になりましたが,素早さが上回っていたため,辛くも勝つことが出来ました。



2戦目:VS.ゴッドアルスさん
  とりあえず素早さの都合でフーディンの起用を即断→サイドンが出てくると困るのでケンタロスの起用を即断→それでもサイドンに後出しできるポケモンが他にいない+ミラーで多少は有利の取れるラプラスとなり,前回と全く同じ選出となってしまいます。早く決断しすぎた上,パソコンに向かう必要もなかったため,あっさり選択がバレてしまう気もしました。

エドワード ゴッドアルスさん
50ケンタロス,51ラプラス,54フーディン 選出ポケモン 55ケンタロス,50ゲンガー,50サイドン
50マルマイン,51サンダース,53ルージュラ 控えポケモン 50サンダース,50ラプラス,55スターミー
50ケンタロス「ふぶき」 1ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
50ケンタロス(きぜつ)→54フーディン 2ターン目 55ケンタロス「はかいこうせん」
54フーディン「サイコキネシス」 3ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
54フーディン「サイコキネシス」 4ターン目 55ケンタロス(きぜつ)→50ゲンガー
54フーディン「サイコキネシス」(急所) 5ターン目 50ゲンガー(きぜつ)→50サイドン
54フーディン「サイコキネシス」 6ターン目 50サイドン「かげぶんしん」
54フーディン「サイコキネシス」(はずれ) 7ターン目 50サイドン「かげぶんしん」
54フーディン「サイコキネシス」(はずれ) 8ターン目 50サイドン「じしん」
54フーディン「サイコキネシス」 9ターン目 (試合終了)

 ケンタロスが倒された際,ラプラスとフーディンのどちらを出すか迷いましたが,ケンタロスの後続としてサンダースやゲンガーが出てくると太刀打ちできないと判断し,先にフーディンを出しました。のしかかりで麻痺や急所を引かなくて助かった局面。
  あとはフーディンの力押しという珍しい展開になるも,サイドンの影分身によって2回も攻撃が外れてしまう。やっぱり影分身は強いですね。

3戦目:VS.のりすけさん
  この1戦に関する記録が抜け落ちてしまったため,正確な再現が出来ておりません。表形式に無理矢理整理しましたが,誤りがある可能性が大いにあります。

エドワード のりすけさん
50マルマイン,51ラプラス,54フーディン 選出ポケモン 52ケンタロス,51サンダース,52ダグトリオ
50ケンタロス,51サンダース,53ルージュラ 控えポケモン 52フーディン,52ラプラス,52ルージュラ
50マルマイン「でんじは」 1ターン目 52ケンタロス→51サンダース
50マルマイン「10まんボルト」 2ターン目 51サンダース「でんじは」
50マルマイン「だいばくはつ」(急所)→54フーディン 3ターン目 51サンダース(きぜつ)→52ケンタロス
54フーディン「サイコキネシス」 4ターン目 52ケンタロス「のしかかり」
54フーディン「サイコキネシス」 5ターン目 52ケンタロス(きぜつ)→52ダグトリオ
54フーディン「サイコキネシス」 6ターン目 52ダグトリオ「じしん」
54フーディン「サイコキネシス」 7ターン目 (試合終了)

 そもそもサンダースへの交代は1ターン目ではなかったような気もしていて,激しく記憶が不安定ですが,何も書かないわけにもいかず,皆様が手札にお持ちの「思い出させる」を利用したいと思います(苦笑)


4戦目:VS.E3さん
  ここぞとばかりにケンタロスがつのドリルを振り回すつもりで選んでみました(結果は失敗)。この時もフーディンを選出していますが,仮にルージュラを選んでいたとしたら,悪魔のキッスの暇なく負けていたような気がしますので,これも怪我の功名でした。

エドワード
E3さん
50ケンタロス,51ラプラス,54フーディン 選出ポケモン 55ケンタロス,50マルマイン,50ラプラス
50マルマイン,51サンダース,53ルージュラ 控えポケモン 50ナッシー,50フリーザー,55スターミー
50ケンタロス「ふぶき」 1ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
50ケンタロス(凍結)「」 2ターン目 55ケンタロス「ふぶき」
50ケンタロス(きぜつ)→54フーディン 3ターン目 55ケンタロス「はかいこうせん」
54フーディン「サイコキネシス」 4ターン目 55ケンタロス「のしかかり」
54フーディン「サイコキネシス」 5ターン目 55ケンタロス(きぜつ)→50マルマイン
54フーディン(きぜつ)→51ラプラス 6ターン目 50マルマイン「だいばくはつ」→50ラプラス
51ラプラス「うたう」(はずれ) 7ターン目 50ラプラス「かげぶんしん」
51ラプラス「うたう」(はずれ) 8ターン目 50ラプラス「かげぶんしん」
51ラプラス「うたう」 9ターン目 50ラプラス(ねむり)
51ラプラス「10まんボルト」(はずれ) 10ターン目 50ラプラス(ねむり)
51ラプラス「10まんボルト」 11ターン目 50ラプラス(ねむり)
51ラプラス「10まんボルト」(はずれ) 12ターン目 50ラプラス「めをさました!」
51ラプラス「うたう」 13ターン目 50ラプラス(ねむり)
51ラプラス「10まんボルト」 14ターン目 50ラプラス(ねむり)
51ラプラス「10まんボルト」 15ターン目 (試合終了)

 55ケンタロスが影分身持ってたら3ターン目に使われて負けていた気がします。ここでもなんでラプラスじゃなくてフーディンを出したのかよく覚えていない…フリーザーやナッシーが控えていると予想したためだったと思いますが,結局フリーザーもナッシーも選出枠に入っていなかったため,狙いは外れてしまっています。
 最後のラプラスミラーのターン数はよく覚えていませんが,たしかこんな感じだったと思います。互いに硬すぎてダメージが入らないのですが,歌うの結果に左右されすぎなミラーマッチでした。歌うと影分身の選択肢については,ミラーでどっちが有利なのかいまだに結論が出ていない気がします。


 というわけで,4回連続でフーディンを選出し,運よく4連勝してしまったところですが,この後大いに苦戦することになります。続きは次回とします。

2016年8月1日月曜日

あの激闘を振り返って(1)

 
みなさまこんにちは。わたくしはエドワードの名でヒストリアカップ2016に出場し,タマタマ準優勝出来ました。決勝でボロ負けしちゃいましたが,皆様の前で実力ナッシーぶりが露呈してしまいお恥ずかしい…
 今回は何回に記事を区切るか決めていませんが,1回目は私が使用したポケモンたちの紹介としたいと思います。
50マルマイン,51サンダース,54フーディン,50ケンタロス,53ルージュラ,51ラプラス
すばやさ順に並べると上3体がことごとく黄色いので目がチカチカする。表の作成はめんどくさいから略。
ご覧の通り,あまり見かけないタイプのレベル配分と思います。50-51-54を基調として,ルージュラのレベルを1下げたみたいなイメージです。個人的には,この変則的な編成を皆様の前で披露出来て嬉しいです。負けたけど。
 まずこのパーティを組む際に考えたのが「スターミーとケンタロスを使わずに組む」「55スターミー(すばやさ182)よりすばやさの高いポケモンを3体入れる」でした。 55スターミーをレベル50から55の枠の中で確実に抜かすことのできるポケモンは,マルマイン(レベル問わず),サンダース・プテラ(レベル51以上),フーディン・ダグトリオ(レベル54以上)の5体しか居ません。さらに困ったことに,プテラは当時まともな技を覚えないので,スターミーに後出しからですら止められてしまう始末。というわけで,50マルマイン・51サンダースは確定。フーディンとダグトリオをどちらにするか迷いましたが,単に使ってみたかったという理由でフーディンとしました。
  次に氷タイプを2体突っ込み,片方をルージュラにするところまでは決まっていたのですが,レベル配分に迷いました。氷タイプはそもそも種族の数が少ないのでミラーマッチが頻発し,かつ素早さの高い側が有利となるからです。個人的に,こおり状態にならない氷ポケモンは先制して眠らせたいという思いがあったため,ラプラスに無理矢理歌うを搭載した挙句,ラプラスとルージュラでレベルを分け合うことにしました。選出の幅を狭めないようレベルの合計を104にする際,「53ルージュラと50ラプラスのどちらが沢山居るか,おそらく後者だろう」と判断し,ラプラスを51,ルージュラを53としています。
 この5体を決めた後,長らく空位だった6体目の枠ですが,相手側がルージュラとラッキーを先発して来たときに厳しいと気づき, 穴埋めする目的で50ケンタロスを入れました。50ゲンガーでも良かったのですが,地面弱点を3体入れるのが嫌だったのと,物理攻撃のできるポケモンが他に少なすぎるのと,様々な理由から50ケンタロスと相成りました。ケンタロスを外したはずが,結局ケンタロスに戻ってくるあたり,ケンタロスは汎用性が高いと感じます。
 ここからは個別に書きます。

1.50マルマイン
 ご覧の通り最速が持ち味のポケモン。もともと(ゴローニャ・サイドン以外の)地面への交代読みで嫌な音を搭載させるつもりが,時間が無くてえりきゃんオフからの流用となりました。準決勝で2回大爆発してダグトリオと相討ちになったのは内緒。
 特殊の個体値が3しか無いにも関わらず,ケンタロスの吹雪を食らっても思ったほどダメージを受けず,運よく氷状態にもほとんどならなかった(その前に大爆発できた)ので,予想以上に活躍できました。
 レベル配分上はどのポケモンとも組み合わせられる一方,実はサンダースと組んで出したことが1度もありませんでした。ゴローニャ・サイドン・ナッシーが予想以上にいっぱいいて,2体の同時選出は予想以上にキツかったです。

2.51サンダース
 ご覧の通り,地面タイプには完全にお手上げ状態のポケモン。マルマインとは毛色が異なり,持久戦になりがちな技構成となっています。予選で1回だけ(相手もサンダースで)わるあがき合戦が発生し,相手側がすなかけ持ってたので負けたかと思いましたが,レベルがこちらが51,相手側が50だったので,すばやさの差で辛くも逃げ切った形となりました。もともとレベル53で使い,二度蹴り急所→破壊光線でラッキーを倒そうと考えながら厳選してたのですが,廃案となり攻撃の個体値15だけが残りました。育成中は「なんで使わない攻撃なんかに個体値15が…」と何度も思ったのですが,まさかこんなところで役に立つとは。個人的にはポケモンのグラフィックという点で青版の絵が好きなのですが,わるあがきが出ない仕様を耳にして泣く泣くピカチュウ版に移動し,対戦に臨んでいます。
 1回のわるあがき合戦のことしか書いてませんが,あれ負けてたら決勝行けませんでした。この1匹が分水嶺になったような気がしてなりません。

3.54フーディン
 55スターミーを抜かすレベル配分にしたところで,このルールは凍ったら負けなので,何か手はないかと思案していたところ,身代わりが確率7/39で55スターミーの吹雪を耐えることに気づきました。急所とはずれを考慮すると,スターミーが吹雪を選択して身代わりが壊れない確率は約22.8%となります。これで吹雪のPPを無理矢理削りきることが(運が良ければ)可能となります。
 第四世代のガブリアスを見て思いついたようなものなので,特殊の実数値201から取って「201フーディン」と勝手に呼んでいます。身代わり連打でスターミーの吹雪を上記の確率でかわすには,HP173・特殊201(両方とも個体値15)が必要です。HPが14以下だと身代わりが4回貼れなくなるかHP不足に陥り,かといって特殊が13(実数値199)以下だと身代わりの受けるダメージが跳ね上がって失敗になります。なおかつ素早さも15でなければならないので,確率1/1024の個体を引く必要がありますが,ここにフーディンが(おそらく)全ポケモン中一番厳選が楽であるという長所が光ります。元手23000円で十字キー押さずにいっぺんに5体厳選できるので「タマムシシティ集団面接」,HPの実数値が37じゃないと中身も見ずにいきなりリセットになるので「顔採用」と個人的に呼んでたのは内緒。これがやりたいがために,個体値FFFFDなるケーシィを引いたのに使わないくらいには徹底しました。さすがにレポートして23000円稼ぎに四天王のところに行きましたが,いまだに彼はユンゲラーレベル17のままです(苦笑)。まあ立ち回りの都合上4回目の身代わりを貼らずに自己再生するパターンが多い(5回目の吹雪が急所に当たると乱数で落とされるため)ので,両方個体値14(HP172,特殊200)でも問題はないかもしれませんが。
 とはいえ,スターミー側が小さくなるを持っていた場合は勝負がつかなくなり,ただでさえ攻撃の種族値も個体値も低いこの個体では勝てないと判断しました。 そこで登場したのが「ものまね」。当時の特殊攻撃は技と同じタイプに向かって打つと軒並み半減なので,ものまねで相手のタイプ一致技を引くと「ハズレ」という認識でおります。しかし,タイプ一致技をことごとく忘れてしまいがちなスターミーは別。吹雪をコピーすれば素早さの差で有利,10まんボルトを引けば確定で二発となります。小さくなるなら無理矢理相討ちにするしかなく,自己再生を引くと最後には負けてしまう気がしますが,ものまねは交代すると元に戻る仕様なので,もう1回引き直しに行けばよいと判断しています。
 実戦はというとそもそも1度もスターミーと対面しませんでしたので,ものまねの出番はありませんでした。さらに,55ケンタロスとの対面は若干不利なのにしょっちゅう発生して正直困りました。ただし,ルージュラの吹雪を2回削り切るなど,思わぬ活躍をしてくれました。
 エキシビジョンマッチで55身代わりフーディンが登場したため,身代わりフーディンの存在は対戦開始前に明らかになりましたが,ソラさんが使用されているのを見て安心しました。その分対戦開始前にバレちゃいましたが(苦笑),なんとか活躍できてよかったです。

4.50ケンタロス
 最後に慌てて厳選した個体につき,攻撃の個体値が7しかありません。そんな彼の短所を補うべくつのドリルを投入。50ケンタロスはすべての氷タイプポケモンよりも素早さが高いため,氷タイプにはつのドリル,それ以外には吹雪を打つだけで3割打者の地位を確立します。のしかかりを含めると3割に賭ける姿勢がやたらと目立つため,当時のY新聞夕刊にあやかって「サンワリ君」と呼んでたのは内緒。
 しかし,最低レベルにつきゲンガーとの対面では不利を取られてしまい, 高レベルケンタロスに吹雪→凍ったら影分身と打たれると大幅に不利になってしまいます。たまたま影分身ケンタロスに一度も当らなかったのが救いでした。ちなみに,氷対策はラプラスに取られてしまったので,つのドリルの出番はありませんでした()
 後出し性能が無いので,先鋒に用途が限られてしまいましたが,マルマインと五分で先鋒を分け合うことになったので,思ったより活躍できました。また,彼の影響なのか,相手側のルージュラ・ラッキー先鋒というパターンに当たらなかったので,選出回数以上の活躍が出来たと思います。この技構成だとルージュラ・ラッキーには逆に不利になるので,もはやハッタリに近いですね。

5.53ルージュラ
 サンダースやラプラスとのレベルの取り合いの末,余ったレベルをすべてルージュラに振った形であり,レベルは53となっています。ここぞとばかりに先制悪魔のキッス…と言いたいところでしたが,思った以上にフーディンに出番を取られてしまいました。特に相手ゲンガー・ダグトリオに対してはフーディンで対抗することを強いられ,意外と出番がありませんでした。 その出番もケンタロスの破壊光線を急所に当てられたり,悪魔のキッスを外したり,あまりいいところを見せられませんでした。カウンターでマルマインとのコンボを狙いに行こうとするも,そういう時に限ってサンダースと同時に選出していたりと不発に終わってしまいました。カウンターは今思うと,影分身か身代わりの方が使い勝手が良かった気がしています。
 それでも,ルージュラのレベルの取り合いでは,少なくとも選出時のプレッシャーという意味でかなり有利を取れた気がするので,選出回数以上の活躍を見せてくれた気がします。

6.51ラプラス
 50ラプラスは紛れもなくたくさんいるだろうということで51ラプラスとしています。なので耐久調整とか特に考えてません。ルージュラへの交代読みが何かしら必要と思い,のしかかりと歌うで迷いましたが,ルージュラを眠らせたら大がつく金星なので歌うを採用しています。
 しかしルージュラへの交代読みで打った歌うはことごとく外れているので,狙ったようには動いていません。それでも最後の最後でワンチャンスを強引に作り出したりと,歌うが外れていたら負けていた試合が何回もあったので,活躍の場が多かったなあという印象です。思い返せば一番多く選出していたかもしれません。吹雪を持っているサイドンに対する後出しまで含めて考えていたはずなのですが,結局後出しの機会がありませんでした。
 なお「ねむる」は,影分身を持ってないので完全にフリーザー対策用でした。10万ボルトを搭載していたからこそ勝てた試合もいくつかあったので,もうすこし技構成を悩んでもよかったかもしれません。
 とりあえず,パルシェンやニドキング・ニドクインと当たらなくてよかったです。


 以上,長くなりましたが個別紹介でした。フーディンの項目だけ長いですがあまりお気になさらず。
 次回は一戦一戦に焦点を当てて書きたいと思います。すでに何試合か記憶が定かでないので,必死こいて思い出す必要があります。カードの「思い出させる」が欲しいです。

2016年7月14日木曜日

にしきのとカーネルおじさんの対戦成績は

 今回,突如として記事を起こした理由は,「どうもサンダースのレベルは50が人気らしい」という噂を聞きつけたためです。55スターミーに抜かされようとあまり関係ないという判断と思いますが,実際どれくらい関係あるのか調べることにします。
いつものように,こんな感じのものを準備
  今回はサンダース側のレベルを50,51,53,55と変化させます。サンダース側は「10万ボルト連打」スターミー側は「吹雪連打」とします。55サンダースの雷は乱数(約3割)で1発ですが,10万ボルトの急所率と大して変わらないと判断し,10万ボルト連打のままにして計算してます。PP切れは想定していませんが,たぶん今回は必要なさそう。

サンダースLv すばやさ実数値 サンダース勝率%
50 181 57.4
51 185 80.3
53 192 80.4
55 199 80.4

 サンダースのレベルが51になったあたりから全然勝率が変動しないことにお気づきと思います。「55スターミーのすばやさ実数値が182なので,先攻後攻が入れ替わる」「レベル51以上になると,吹雪のダメージで倒すケースがほぼほぼなくなる(50だと,吹雪2回中一方でも急所だとたまに倒される)」が理由として挙げられると思います。今回はそれぞれ100,000戦ずつしか回してないので,小数第一位が結構ずれる現状があるのであまりあてにならないかと思います…が目安にはなると思います。
 ちなみに50サンダースが1ターン目に電磁波を打つと勝率が60.1%に上がります。でも案外変わらないですね。結局のところスターミーが何回吹雪を打てるかで勝率がずれるということでしょうか。

 本当は50おマルまで調べてから清書しようと思ったのですが,気が向いたら後から追加します。
 



2016年7月9日土曜日

「初代チャンピオン基本セット」から組むパーティ(前編)

「初代チャンピオン基本セット」
 本稿では「初代チャンピオン基本セット」なる勝手な命名を「50マルマイン,50ルージュラ,55ケンタロス,55スターミー」の4体組に対して行い,残りの2体をどう決めるか思案することにしました。

 ポケモンスタジアム(無印)をプレイした方にはお馴染み,第一回ポケモンリーグのルールで実施された全国大会で優勝した「とおる」氏のパーティは,上記の基本セットに「50フリーザー・55ガルーラ」を加えた形でした。実際に相手にしてみると,基本セット4体の組み合わせが絶妙で,選出の段階から苦戦さられることも多かった印象です。筆者はこれをヒントに,上記4体を基軸とし,残り2体で個性を出すパーティを何種類か考えてみることにしました。ピカチュウに波乗りを覚えさせるために使ったプレーヤーも中には…


 今回の記事は前半後半に分けることにします。前編では,「使いたい1匹」をレベル55で投入した場合とし,後編はレベル50で投入した場合とします。前編でレベル55での投入を想定するのは「ダグトリオ・フーディン・ナッシー・ラプラス・サンダース・フリーザー・サンダー・ファイヤー・カイリュー」とし,番外編としてルージュラのレベルを55とした場合も併せて想定します。なお,たまに基本セットの4体がそろわない場合がありますが,パーティのバランスを取るためとご承知おきください。
 あと,あらかじめ断っておきますが,バランスパは分量が増えすぎるため考慮していません。

まずは世にも恐ろしい「55地割れダグトリオ」から行きたいと思います。相手からすればまともな対策方法を練るのが難しく,運ゲーの恐怖を味わうことになります。使っている側からすると,相手の電気タイプの対策には全くなっていないですが,それはともかく。
 これを見せられた相手からすると,飛行タイプ(と言うかほぼ伝説の鳥たち)を持っていれば入れざるを得なくなります。 というわけでまず考えるのは伝説の鳥対策。フリーザーをラプラスorパルシェン,ファイヤーをスターミー(たまに止まらないけど…)に任せるにしても,サンダーを易々と止めるゴローニャorサイドンは弱点がダグトリオ自身と重なる関係で入れづらく,サンダーが鬼門となると予想できます。
 というわけで,イマイチ活躍できていなかったケンタロスを外し,55サンダーに先制して五分を取るには,55ゲンガーで眠らせに行く(そぶりを見せて選出の段階で惑わす)ことを考えます。まあケンタロスがいなくなったスペースに岩/地面の誰かを突っ込んでもいいとは思いますが,地割れダグトリオは5体で組んだパーティにピン刺しするのが嫌らしいと思ってるので下記の構成を考えます。
「50マルマイン,ルージュラ,ラプラス,55スターミー,ゲンガー,ダグトリオ」

お次は55フーディン,いまいち採用理由がピンと来ないという方も多いことでしょう。個人的には,電気とまさこには健闘出来ると思っているのですが,(おマルの)電磁波+ケンタロスのマークが厳しく,この対戦環境ではいくらダメージを抑え込んでも凍ってしまっては元も子もないので。自分からどの特殊状態(毒と麻痺しか選択肢がないが…)を食らいに行くか明確にした上で使えば,毒を放つことで回復技の無いルージュラを長い目で見て倒すことが出来るかと。
 上記の電磁波+ぎゅうたが厳しく,スターミーにも有利が取れないので,両者に不利にならないラプラスを入れてそのままパーティにするのが無難な気がしています。フーディン自体が未開拓分野の一つなので,発見できた方にはぜひ使っていただきたいところです。まさか入手手段の通信進化が未開拓の原因とは思わなかったけど。
「50マルマイン,ルージュラ,ラプラス,55スターミー,ケンタロス,フーディン」

 55ナッシー,どうやって使うんだろうと思いつつ(使ったことがないので筆者は自信がない)。ラッキーに確実に先制でき大爆発で一撃,低レベルラプラスに先制して眠らせることが出来るのは大きいと思われます。
 しかし敵のスターミー・ルージュラのマークがきつ過ぎるので,この2体に有利の取れないスターミーを外し,55サンダースを入れてしまう手を考えることにします。サンダース・ナッシー・ケンタロスのエース3体でジャンケンを仕掛けに行くイメージで。「味方のパー(ナッシー)」→「相手のチョキ(ルージュラ)」→「味方のグー(ケンタロス)」→「相手のパー(スターミー・ラプラス)」→「味方のチョキ(サンダース)」→「相手のグー(ゴローニャ)」→(略)
 とはいえいくら電気を2枚入れていようと55フリーザーあたりが出てくると厳しいので,ラプラスかパルシェンを入れて牽制するしかないでしょう。電気が2枚いて,ナッシー自体がマルマインに強いので,無理にラプラスを取る理由がないと判断し,ここではパルシェンを取ります。そこまで相手側の50ラプラスを苦しめる必要があるかどうかは別として。
「50マルマイン,ルージュラ,パルシェン,55ケンタロス,サンダース,ナッシー」

 この環境における55スターミーは,トレーナーがスターミーを千切って自己再生させて増やしたんじゃないかと疑うくらい数が多い現状があります。55サンダースを採用する根拠はほかでもなく55スターミー対策で,50マルマインと同時に投入しスターミーをけん制しようという判断です。
 しかし,電気を2体運用すると,相手が出してくるゴローニャ・サイドンに対して何もできない選択肢を増やしてしまうので,後出しから止めに行けて,吹雪を放つサイドンの起点になりにくいパルシェンを起用します。ラプラスでも良いですが,ナッシーの項同様に,無理にスターミー対策をしなくてもよいという判断を下します。
 で,相手がスターミーを出しづらい環境を作るということは,自分のスターミーが動きやすいということなので,スターミーは抜かずそのままとします。
 強いて言えば,相手の電気に対する後出しを考慮していないため,サンダースが電気と相対したときに,苦戦しないような技構成が求められますが,筆者にはあまりいい考えが浮かびません。
「50マルマイン,ルージュラ,パルシェン,55ケンタロス,スターミー,サンダース」


毎回採用が取りざたされるほど人気のラプラス,じゃあ基本セットに入れればいいじゃないかという意見もありそうですが,ルージュラ以外の氷タイプ全員は電気タイプを弱点とするので,ルージュラ以外の氷タイプは無理に基本セットに入れなくてよいという判断を筆者はしています。
 さて,そんなラプラスをレベル55で使ってしまう何とも無謀な計画をします。55ラプラスの利点は50パルシェン・ジュゴンとの素早さの逆転が大きいので,水/氷タイプの他の候補たちを絶望させることが出来ます。また,異様なまでに打たれ強いので,スターミーを凍らせて勝つことすらある程度の確率で望めます。さらに,ミラーを嫌ってスターミーを抜く選択肢もあるので,結構自由度の高い編成が望めます(このページの趣旨に反し,答えが出ない組み合わせでもあります)。
 ただしルージュラが非常にきついのでケンタロスは外せません。 スターミーと電気を残り(最大)2体で抑え込む必要がありますが,すでに氷タイプが2体いるので,無理に「凍らないからという理由だけで氷タイプを入れる」必要がないため,比較的自由に考えることが出来るでしょう。
「50マルマイン,ルージュラ,55ケンタロス,ラプラス」+「自由枠2つ」



努力値を振る都合上50で運用しづらい伝説鳥は,バランスパについて考慮していない今回記事のレベル配分制約により,レベル55になってしまいま す。とはいえラプラスと役割がかぶりやすく,似たような答えになりがちなので,あえて55ラプラスのすぐ隣に書くことにしました。
  フリーザーの(ラプラスと比べた)長所は低レベルのルージュラに後出しを許さないところで,半減吹雪→破壊光線で致命傷を与えられます。一方相手のラプラス(など水・氷複合属性)対策は相変わらずの鬼門なので,なんとかしないといけないでしょう。
  まず,水・氷属性対策として,55スターミーと入れ替える形で55サンダースを投入します。55ナッシーで強引に眠らせるのも悪くない選択肢と思います が,向こうもレベル55だと対策にならないのでここでは見送ります。次に,相手側がルージュラを出しにくいのをいいことに,こちらとしては「相手方がルー ジュラを選択しなければ暴れられる」ポケモンを探すことになります。基本セットの50ルージュラもその1体ですが,ここでは一番わかりやすい50ナッシー を入れることにします。


「50マルマイン,ルージュラ,ナッシー,55ケンタロス,サンダース,フリーザー」


 55サンダーは不一致吹雪に対して素早さで負けてしまう懸念もありますが,「純電気と向き合うと(お互いに)攻撃手段がない」「ゴローニャ・サイドンに対して無力」という懸念材料があります。
 それぞれの不安を解消するには,「味方に地面を1体入れる」「後出しできるラプラス・パルシェンを入れる」があると思います。電気を涼しい顔で止めるゴローニャ・サイドンには頼もしさを感じる一方で,トリプルエースでゴローニャ・サイドンを入れると選出の幅があまりにも狭まるので個人的には気が進みません…。というわけで,相変わらず(特に高レベルの)ルージュラが鬼門である都合上,スターミーとサンダーのトレードになるかと思います…
  ここまで筆を進めておいてふと思ったのですが,「純電気+ゴローニャ・サイドン」の両方に無理矢理圧力をかけられる子どこかにいなかったっけ…と思うわけです。いましたニド夫妻。吹雪を持っているサイドンへの後出しだけは運が絡みますが,それ以外への対策は一通り出来てると思います。
 個人的には,50ゴローニャの大爆発と50ルージュラの吹雪を確定で耐えるクイン推しです。一方で,ニド夫妻とゴローニャが地震を打ち合った場合,「キングの方が高確率で2発で倒せる」「ゴローニャの地震はいずれにしろ確定2発」なので,キングも採用圏内なのでここは迷うところ。
 ついでに調べてみたのですが,55サンダーの55スターミーに対する勝率が約54%(スターミーは吹雪連射,サンダーは乱数1発の雷→倒せなかった場合ドリルくちばし)しかないので,思ったほどスターミーに圧力がかからないのも痛いです。が,スターミーミラー(ちょうど50%)よりはマシなので,深く考えないことにします。
「50マルマイン,ルージュラ,ニドクイン,55ケンタロス,スターミー,サンダー」


 後の世代で色々な使い方が開発されたファイヤーですが,この時代にあって使い方がイマイチ発掘されてこなかった1体です。当時の小学校で「要らないから倒した」という報告も多数…。しかし,高速移動→炎の渦と打たれるとスターミーすら封じ込めてしまうので,個人的に対策を考えあぐねている1体でもあります。威力の高い技をことごとく弱点とする都合上,影分身合戦には向かないので,毒を入れてしまえばいいという説がありますが,そういう時に限ってラッキーと交換されて泥試合に(以下略)
 というわけでファイヤーを使う側としては,毒をけん制できる50ラッキーは確定となります。なにしろ50で入れやすい再生回復持ちが少ないもので…。しかしこの状態の6体だと吹雪に対して弱点丸出し状態で,相変わらずスターミーに対して健闘できていないことを鑑みて,筆者もどうやってこういう形に持って行ったか忘れましたが結構出入りの激しい改造を行い,以下のような状態になりました。拘束技持ちが2体もいるけど,そこはコンセプトということで…
「50マルマイン,ルージュラ,ラッキー,パルシェン,55サンダース,ファイヤー」


 巻き付く,吹雪,つのドリル,電磁波という技構成を仮定するも,先制して眠らせて来るゲンガー・ルージュラが鬼門中の鬼門。特にゲンガーに対しては技の通りすら悪く完全に不利なので,ケンタロス・スターミーで選出を抑えさせる必要が出るので55の3体はこれ以上動かせないでしょう。
 しかし,そうすると今度はレベル50の3体目が決まりません。ラッキーを投入することを考えるものの,吹雪に対して弱点丸出し状態になり挫折。これ以上手を入れてもイマイチ納得のいく答えが出てこないので,「基本セット4体と相性が良くない」という無理矢理なコメントにとどめようと思います。と言うかこの技構成だったらレベル喰わないハクリューじゃダメなのってなりそう…

おまけ
  ルージュラのレベルを55にするとどうなるのかという話を。相手からすれば,50ルージュラをレベル差で逆転しようという試み(主としてフリーザー・ファイヤー)がことごとく失敗になるので,その点は有利になります。また,ルージュラミラーで大きく有利を取れるようになるので,相手方のルージュラ選出を抑えることもできます。とはいえ電気と55サンダーに対して割と何もできてない感が出るので,思い切って50のゴローニャorサイドンを投入。さっきサンダーの項で入れたくないって言ったじゃん!という突っ込みも分かりますが,他に手が浮かばない…残り1体は,相手側がルージュラ選ばなければ暴れられる+氷に対して弱点丸出しにならないを考えるとラプラスが適任かなと思います。
 あんまりバランスが良くないですが相手方の選出で頭を悩ませることだけ考えたことにしておきます。


前編のむすびに代えて
 ご覧の通り,カイリュー以外のレベル55は多少の無理をしつつも一定の形に収まったような気がしています。登場頻度が高いのは「55サンダース」「50ラプラス・パルシェン」あたりでしょうか。これだけ色々なパーティへの可能性を残すあたり,やっぱり基本セットの4体は強いです。


 








2016年7月4日月曜日

にしきのVSぎゅうたの対戦成績は

 
↑見ての通りの状態を想定。
  スターミーLv55とケンタロスLv55が向かい合った際の行動について,結局何が一番いいんだろうと考えてみることにしました。一番単純な場合を考え,「両者残り1体のみ,交代なし」とします。
 しかし,両者とも乱数3発と決め手を欠き,急所やら麻痺やら凍結やら外れやら,選択肢があまりにも多すぎるので,場合分けして手計算するのをあきらめプログラミングしました。

↑こんな感じ(雑)



 手始めに設定した行動基準は「スターミーは吹雪連打,ケンタロスはのしかかり連打。ただし,素早さ逆転状態で確定一発を取れる場合のみ,破壊光線を使用」としています。で1000000戦ほど回したところ結果は

 にしきの62.9%:ぎゅうた37.1%

 でした。結局速い方が強い。

 まあここで記事を止めてもいいのですが, 何種類かバリエーションを用意することにします。「両者とも延々と吹雪を打ち合った場合」が

 にしきの68.6%:ぎゅうた31.4%

 となります。ここで,「にしきのはあらかじめ小さくなるをN回使ってから吹雪,ぎゅうたは吹雪連打」をついでに出してみます。

小さくなる回数 にしきの勝率
0 0.686
1 0.638
2 0.586
3 0.542

 小さくなるを使うと勝率が下がることになるため,吹雪を打ち合うなら小さくなる前に打ち合った方がスターミー有利らしいと分かります。
  じゃあ「小さくなるN回→吹雪」と「のしかかり連打」を向かい合せるとどうなるか,という話ですが,ここまですっかり存在を忘れていた自己再生を「体力半分を切ったら優先して使う」で行動させようと思います(※このケースでは,自己再生を全く使わないとケンタロス側の勝率が5割を超えます)。先攻1ターン目が小さくなる固定なので,何かしらのリターンがあると信じて回してみると,

小さくなる回数 にしきの勝率
0 0.629
1 0.619
2 0.606
3 0.579

 と,小さくなっても勝率が上がらないことが分かります。ただし吹雪打ち合いのケースより下降が緩やかなので,別方面での検討は出来る気がします。

  というわけで,スターミー側の初手が吹雪になる→ケンタロス側の初手がのしかかりになるの順で決まりそうな気がしています。とはいえ,結局スターミー側の勝率が約63%なので,ジャンケンに負けない程度の確率で勝てるといったところでしょうか。

 感想。吹雪は意外と外れる。

 急いで書いたので表記揺れの類は勘弁してください(苦笑)。あと,素ののしかかりが外れるのを忘れてました。計算結果が多少ずれるかもしれません。




2016年6月14日火曜日

ダメージ暗算を目指して

 トレーナーのはしくれとして,何か書いてみようと思い,作成しました。よろしくお願いします。
 
 さて記事第一号は,トレーナーとして長らく持ってきた疑問,「ダメージ計算は暗算で出来ないものか」 について考えてみたいと思います。

 某対戦考察ページに「物理(特殊)火力」「物理(特殊)耐久」なるページがあります。前者は(特殊)攻撃力と威力の積,後者はHPと(特殊)防御力の積によって定義されていますが,これらの値は等価ではなく,火力10000の攻撃を耐久10000で余裕で耐えられます。これらの値を平等に扱うことができれば(火力の10000と耐久の10000が等価になれば),素早いダメージ計算に役立つのでは,と考えるところからが第一歩となります。
 …と考える方々は全国に多数いらっしゃるようで,攻撃側に0.44を乗じればあっさり解決しますし,例のページにもこのような記述があります。最初からそうやって定義しておけば…

 今回は,この手の議論を第一世代(Lv.50-55戦)に持ち込むことを目指します。この世代では個体値・努力値を全能力で最大値まで上げられるという前提が(ほぼ)成立する代わり,レベルが一定ではないため,上記の係数(0.44)がレベルによって変化するという特徴があります。


 さてまず,耐久の値は本当にHPと防御の積で定義してよいのか考えてみることにします。思えばダメージ算出時に踏んだ手順が,大雑把に言って

技の威力×0.44×攻撃力÷防御力を計算する
2を足す
タイプ一致,弱点,耐性の倍率を乗じる
乱数を乗じる

なので,防御力がどんなに高くても低くても関係なく2ダメージを受け,この2ダメージはタイプ一致・弱点・抵抗力の影響を受けることになります。ならば,最初からHPから引き算してしまえばいいという考えに至るわけですが,いくつ引き算するか意見の割れるところです。あくまで個人的な意見ですが,一致弱点を2回耐える耐久の持ち主はそうそう居らず,一致等倍も3回耐えられる者がそういない(影分身のない素眠りでの受けがまず成立しない)と考え,「一致弱点1回≒一致等倍2回≒6ダメージ」を防御力に関係ない部分とみなし,HP実数値から6を引き算して計算しようと思います。大して変わらないけど。一応,種族値+106.5で出すHP最大値の1の位をちょうど0にでき,計算が楽になるメリットはありますが。
 
 ところで,レベルの値が6通りもあるので,筆者はいちいち火力や耐久の値を6通りも覚えるのが面倒と感じ始めました。そこで,レベル50の時の火力・耐久を基準に,レベル51から55の時はレベル50の何倍になるか,を出してみることにします。ここでは,ミュウとミュウツーを除く149匹の平均を取りました。

レベル 火力 耐久
50 1.000 1.000
51 1.020 1.040
52 1.038 1.078
53 1.106 1.120
54 1.126 1.162
55 1.197 1.205

 耐久がレベル1ごとに4%ずつ伸びる,というのはなんとなくお分かりと思います。というのも,HPと防御がレベル1つあたり約2%ずつ増えるので,その積はおよそ4%ずつ増えるためです。一方火力はというと,レベル51・52・54あたりで何となく損をした気分になると思います。それもそのはず,上記の係数0.44というのは正確に書くと

(レベル×0.4+2)の小数第一位を切り捨てる
50で割り算する

 で決まるため,レベル50から52で0.44,53から54で0.46,55で0.48となります。火力も耐久力もレベル2乗に比例するように思われがちですが,火力はというと数値を丸める都合,そうとも限らないらしいと分かります。
  
 今度は急所について。しばしば急所は2倍と言われますが,この世代にあって2倍されるのはダメージではなくレベルのようです。勘のいい皆様は,厳密には2倍でないことにお気づきかもしれませんが,2倍ではなく何倍になるのか,レベル別に異なるので調べてみると,

レベル 急所倍率
50 1.909
51 1.909
52 1.955
53 1.913
54 1.957
55 1.917

となります。普段損している52・54の主張が目立ちますが(笑),約1.9倍と考えることができます。同じ攻撃を二発当てるのと比べると,防御力に関係なく与えているダメージを一発分(HPに換算して3くらい)損していることになります。というわけで,小数第二位を切り捨てて急所はダメージ1.9倍と考えると,比較的誤差が少ないのでは,という気がしてきます。 第3世代では普段の2.5倍くらい食らっていた気がしますが,筆者の気のせいでしょうか…?

 タイプ一致,弱点,抵抗力は最後に乗除の計算を行うため,特に気にせず倍化半減してよいと思われます。

 ここまでして何がしたかったかというと,残り体力や攻撃1回1回の点数化です。例えば

55ケンタロスの破壊光線急所
151*0.44*225*1.20*1.9≒34000(最大値) 

に対し,50パルシェンの物理耐久が約35000なので,ほぼボーダーライン上にいることが分かります。実際計算するとギリギリ耐えます。通常の火力が最大18000なので,ごく稀に2発で落ちる可能性がありますが,これも実際計算するとそうなるようです。
 他にも50ラプラスの物理耐久が約30000なので,急所を確定で耐えるには数値が足りておらず,確定で耐えるためのレベルは34000÷30000≒1.13よりレベル53から54にかけてと予想できます。実際はレベル53がギリギリで確定耐えするようですが,この式は概算用(よく見ると有効数字が2桁しかない)なのでそこまで期待していません。
 また,耐久の最大値さえ計算してしまえば,HPゲージとにらめっこしながら残り耐久値を推測し,的確に攻撃を指示することもできる…かもしれません。

 有効数字2桁まで精度を落とすことにより,少しは計算しやすくなった気は…しませんね。どうせ似たような種族しか出ないのなら,ある程度暗記した方が早いかもしれません。55ケンタロスで言うと,破壊光線が18000,捨て身タックルが12000,地震が8000,吹雪が7700…といった調子で。弱点を突くと2倍。拘りアイテムを持つと1.5倍。なんだこのどっかで見た数字。
 といろいろ書いてきましたが,ここからはいくつか例題,もとい具体例を用意してみようと思います。

 問題1:ラプラスはサンダースの10万ボルト急所を耐えられるか。
 概算1:レベル50を基準として,ラプラスの特殊耐久は(130+106-6)×(95+51)≒34000,サンダースの10万ボルトは等倍で(110+51)×0.44×(95×1.5)≒10000。弱点で急所に当たるため1.9×2倍し最大38000,最小38000×0.85≒32000。レベルが同じなら,4回に1回程度耐えることが出来る。最大ダメージを耐えるためには38000÷32000≒1.12(※有効数字の水増し…)で,ラプラスのレベル53あたりがボーダーラインになると予想される。逆に急所の最小ダメージで倒したければ34000÷32000≒1.06(これも有効数字の水増し…)からサンダースのレベル53あたりがボーダーラインになると予想される。
 検算1:①どちらもレベル50の場合は,最大HP236に対し急所ダメージが226~266なので,4回に1回耐えるというのはほぼ合っている。②53ラプラスは50サンダースの急所を確実には耐えられない。ただし54ラプラスは確定で耐えるので,予想は大きくは外れていない。③52サンダースは50ラプラスを急所一撃で倒せるため予想は外れている。急所の倍率「1.9」はレベル52に適用すると割とずれる模様。

 問題2:地面タイプの中で一番特殊耐久が高いのは誰で,どの程度の攻撃なら耐えられるか。
種族名(S種族値) 50特殊耐久
ダグトリオ(120) 16000
ニドキング(85) 23000
ニドクイン(76) 24000
イワーク(70) 11000
サンドパン(65) 19000
ゴローニャ(45) 19000
ガラガラ(45) 16000
サイドン(40) 20000

 概算2:各種族の特殊耐久はおおよそ上の表のようになる。不一致吹雪として頻繁に飛んでくる55スターミーの吹雪が約9600なので,この倍の値を耐えるかどうかは着目したいところだが,急所と凍結の判定で半分負けたようなものである。一致吹雪となると,50ルージュラですら等倍で11500程度あるのでまず耐えられないだろう。得意苦手が丸見えの地面タイプにとって貴重な等倍ダメージであるサイコキネシスで比べると,50ナッシーが約10500,52フーディンが約11500なので,ニド夫妻はフーディンの出現割合によって人気がかなり変動するものと思われる。等倍の技すら怪しいイワークと,実はダグトリオと特殊耐久が同程度のガラガラの姿が目立ってしまう。
 話は変わるが,物理耐久は50マルマインで約19000なので,50マルマインをレベル50のタイプ一致地震一撃で倒すのに必要な種族値は,最大ダメージで19000÷(150×0.44×2)-51≒93,最小ダメージで19000÷(150×0.44×2×0.85)-51≒118と,余裕で倒せるのはサイドンだけ,ゴローニャすら乱数が絡むらしいと推測できる。まあマルマインはゴローニャに手も足も出ない(そもそも手足が無いとか言わない)ので似たようなものだが。
 検算2:①50ゴローニャは55スターミーの吹雪をギリギリで耐えるため,この結果は微妙に正しくない。②50ニドクインは52フーディンのサイコキネシス及び50ルージュラの吹雪を確定で耐えるため,大体合っている(ニドキングは低確率で倒される)。ただしフーディンがやたらと頻繁に急所を引き,ルージュラに至っては凍結判定まで持っているので,ニドキングに対して優位性があるか何とも言えない。③50マルマインは50ニドキングの地震を確定で耐える。なんという種族値不足。余談だがマルマインの大爆発が急所に当たるとニドキングは確定で倒される。電気対策とは…

 上記の問いで,ゴローニャの特殊耐久に若干のずれが生じました。不一致吹雪を一発だけ耐えることだけ考えると,HPから6ではなく4を引き算すべきだったことになるので,ここでずれてしまった可能性があると思われます。有効数字2桁ではそこまで再現できないはずと言われると苦しいですが,ずれる要素としては一番大きいと思われます。

 というわけで,ダメージ計算を暗算で行うことを目指し,見事に失敗した際の副産物として,各々の攻撃手段に対して「火力」の点数を付け,「物理耐久」「特殊耐久」の点数と等価に比べることが出来るようになったと言えます。有効数字2桁の割にはそこそこ精度よく。 以下簡略にまとめると,

火力の点数
(種族値+50)×威力×0.44(レベル50~52)
 (種族値+50)×威力×0.44×1.1(レベル53~54)
 (種族値+50)×威力×0.44×1.2(レベル55)
(急所はこの1.9倍)

耐久力の点数
(HP種族値+100)×(防御種族値+50)×(1.00~1.20)(レベル50で1.00,55で1.20)

ここまで来るのに夢中すぎて気づかずにいましたが,ダメージの計算式がほとんど変わっていない都合上,一部を改良すれば現代(第6世代)でも使用できる指標になっているはずです。

 最後になりますが,参考にさせていただいたサイト様を紹介し,御礼と代えさせていただきます。ありがとうございました。


ゴールド様(主にhttp://pokemon.s20.xrea.com/1st/moves.htmlより)
クラブハンマー様(主にhttp://island.geocities.jp/majinjima/calc/damageZ97.htmlより)